ZUKYUUUUUUUUUN!!!!!

さすが岡崎乾二郎!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる!あこがれるゥ!
http://www.mot-art-museum.jp/collection/images/200903/mc200903.pdf
すごかった。時間が全然足らなかった。そして疲れた。
もう書くのも疲れるからいやなんだけれど、つまり、作品の形状を記述しようとおもえば、単にキャンバスに(時には下地さえない)メディウムを混ぜたアクリル絵具をペチャーっとやっているだけ……ということになるのだけれど、おそらくそれがその形状を与えられる上で適用されたであろう枠組みの重層性が深過ぎでやばいのだ。下手すりゃ溺れる深さ。
順に行けば、「あかさかみつけ」は色々言われているのでもういいとして……
例えば中央の展示室の近年のでかい絵画は、明らかに2枚が組作品になっている(隣り合った2枚の絵画平面上には、(おそらく)律儀にマスキングまでして同様の形態が描かれている)にも関わらず、2枚を組としてみるとどう考えても無理があるというかそれぞれが独立しているように見えてしまったりだとか、或は同一平面上のmass感とか色とか図像っぽさとか質感(っていうか透明感?)がそれぞれ解釈してくれーという糸口的な物をチラ見せするくせに4手先ぐらいで全部手詰まりだったり……とおもいきや、別の解釈の糸口とふいに接続されていたりだとか。
そしてゼロサム。随分前に偽日記の古谷某氏が批評空間に「岡崎作品を見ていれば、彼がそれはもう近代絵画ヲタクであることがわかる、そこここにセザンヌが、マティスが、ボナールが……と」的なことを書いていた気がするのだけれど、まさにゼロサムシリーズでそれを感じてしまった。どんだけネタを持っているのだ、と。
最後にスロープ。若干深過ぎて溺れかけた。まだ僕には測れない部分が多い。
あげくの果てに展示室の構成が、小さな建築模型をもって示されていて…………もー、なにこれ。超疲れた。
とかいって、全部勘違いなのかもしれないですけど。勘違いも含めてオープンリミットってことなんだろうか、恐ろしや。(僕は実証主義的アプローチがあまり好きではない……というか95年に中二病を患ってからあまり信じられない。むしろ実証主義が空転する、これだ!という気持ちが先送りされ続ける(とはいえ、感触っぽいものがあることだけは理解される)作品こそ作りたいのだ)。
しばらくやっているようなので、もう数回いくことになると思う。後期もあるってことはどの程度展示替えをするのだろうか。
レベッカホルンも見たけれど、やっぱり頭がオカザキの頭になってしまって切り替えが大変だった。クランクって色々な動きを作り出せるのねー、というのは結構勉強になりました。ひとつひっかかっていることがあって、それはあの有名なグランドピアノがグヮシャーン!というヤツなんだけれど、以前イギリスに言った時TATEで見た(2002年のこと)と思っていたのだけれど、今日キャプションを見たら制作が2006と書いてあって、あれは何だったんだろう?しばらく見ていたら、やっぱりグヮシャーン!で、あーこれこれ、と思った。デジャブか何かだろうか。
マルジェラ師匠はもはや時間無し。すみません。これは次回だなー。

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